2003年08月
2003年08月05日
第51回 音楽情報科学研究会
2003年8月4−5日
東京大学工学部にて行われた情報処理学会 第51回 音楽情報科学研究会におきまして、「MIDIデータからのクロマプロファイルの抽出と分析」と題して発表を行いました。
宮下芳明,西本一志:"MIDIデータからのクロマプロファイルの抽出と分析",情報処理学会, 情処研報2003-MUS-51,pp.97-101, 2003
[概要] この研究では、17世紀から20世紀までの楽曲のMIDIデータをもとに、その音名(クロマ)の発音頻度を求め、レーダーチャートとして表示し、分析を行った。その結果、楽曲における調判定が容易になるだけでなく、その楽曲における調性的特徴を視覚化し、相互比較することが可能になった。また作曲者ごとに平均されたクロマプロファイルは、その作曲者の個性を反映しており、作曲者の判別への応用も可能である。一方、クロマプロファイルにおける分散は、楽曲の調性感を示す有効な指標であると考えられるので、作曲年代による関係をプロットした。これにより、音楽史全体における調性感の変遷を視覚化することができた。
http://www.bookpark.ne.jp/cm/ipsj/select.asp?pageno=22&pagenum=10&category1=SIGNotes&category2=MUS
東京大学工学部にて行われた情報処理学会 第51回 音楽情報科学研究会におきまして、「MIDIデータからのクロマプロファイルの抽出と分析」と題して発表を行いました。
宮下芳明,西本一志:"MIDIデータからのクロマプロファイルの抽出と分析",情報処理学会, 情処研報2003-MUS-51,pp.97-101, 2003
[概要] この研究では、17世紀から20世紀までの楽曲のMIDIデータをもとに、その音名(クロマ)の発音頻度を求め、レーダーチャートとして表示し、分析を行った。その結果、楽曲における調判定が容易になるだけでなく、その楽曲における調性的特徴を視覚化し、相互比較することが可能になった。また作曲者ごとに平均されたクロマプロファイルは、その作曲者の個性を反映しており、作曲者の判別への応用も可能である。一方、クロマプロファイルにおける分散は、楽曲の調性感を示す有効な指標であると考えられるので、作曲年代による関係をプロットした。これにより、音楽史全体における調性感の変遷を視覚化することができた。
http://www.bookpark.ne.jp/cm/ipsj/select.asp?pageno=22&pagenum=10&category1=SIGNotes&category2=MUS