2012年09月

2012年09月07日

ABPro2012のお知らせ

abpro

ABPro2012というプログラミングイベント(9月22日(土)開催)を紹介させてください.

http://abpro.jp/

このイベントは,「人を驚かせ,笑わせ,楽しませる」というコンセプトに基づき,参加者一人一人が,独創的なプログラムを実装し,発表するものです.もともと,研究室に配属された学部3年生の実装能力の向上,プレゼンテーション能力の向上や,研究室での活動に対するモチベーション向上を目的として5年前から行っていますが,いまや企業や他大学の方々も発表してくださるほどの盛り上がりとなっています.

昨年の場合は,
福地健太郎(明大)
高須正和(チームラボ株式会社)
栗原一貴(産総研)
佃洸摂(京大 中村研,未踏クリエータ)
加藤公一(日本ユニシス株式会社)
玉城絵美(東大 暦本研)
落合陽一(東大 暦本研,未踏クリエータ)
篠原祐樹(ソニー,未踏クリエータ)
川上(福地)あゆみ(お茶の水女子大 椎尾研,未踏クリエータ)
といった方々が参戦され,合計46件の発表となりました.

今年も,既にチームラボ,Koozyt,DRECOM,筑波大学,信州大学などからの応募をいただいております.

■■■■ 発表申込締切が9月11日(火)です!!■■■■

発表内容は「極秘」でかまいませんので,
よろしければぜひご発表・ご参加の登録をいただければ幸いです.

●日時: 2012/09/22 10:30 to 17:00 (10:00開場)
●会場: 明治大学 生田校舎 中央館6階メディアホール (神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1 )

発表申込み,参加申込みはこちら
http://abpro.jp/

ビデオレターでの参戦も可能ですので,ぜひご検討ください.
また,みなさまの研究室のメンバーや同僚にも広報いただけると,とても嬉しいです.どうぞよろしくお願いします.


homei_miyashita at 14:49|Permalink

2012年09月03日

2013年度より総合数理学部 先端メディアサイエンス学科に移籍します

ついに,文科省からのゴーサインも出て,新学部・新学科について語れるようになりました.ご存じの方も多いと思いますが,宮下芳明は2013年度4月から中野キャンパスに展開される新学部,総合数理学部の先端メディアサイエンス学科に移籍します.

長い道のりでした.研究活動・教育活動・学会活動の裏でやっていた努力が,かたちになったと思うと感動しかありません.僕のような若造の意見に耳を傾けてもらえるだけでありがたいのに,ここまでやらせてもらえるとは,明治大学の懐の深さに感謝です.

nakano2

先端メディアサイエンス学科は,誰も経験したことのないモノ・コトを発信することを使命とした,まったく新しい学科です.「1年生からのゼミ配属」など,斬新なカリキュラムによって,問題解決力をもったイノベイティブな人材を育成していきます.

これまで,その学科の教員構成について多くを語れなかったのですが,ようやく専任教員の3分の2(15名中10名)について紹介できることとなりました.

http://www.fms-meiji.jp/archives/category/member

fms-meiji

インタラクション研究者だけみても,宮下芳明+福地健太郎+中村聡史(京大+小松孝徳(信州大+橋本直(ERATO)+渡邊恵太(ERATO)という顔ぶれが見えますが,まだ全体の3分の2(15名中10名)です!

arakawa-284x300

まずは,明治大学情報科学科の荒川薫先生です.画像の「美顔化」で有名ですが,映像・音響などのメディア情報処理,脳波解析など多岐にわたる研究をされており,情報科学科の前学科長としての手腕など,私たちの団結の中心的存在です.

ahara_sensei-300x232

阿原一志先生は,明治大学数学科に所属され,ピアノの腕前も素晴らしいのですが(動画参照→http://owl.li/dpYtC ),ご専門は位相幾何学研究ソフトウェアの開発で,学科における数学の基礎力を教育してくださいます!

suzuki_sensei-300x184

今は秋田大学の准教授である鈴木正明先生も,学科における数学教育を支える方です.やはりトポロジーにおける問題に対して,コンピュータシミュレーションを用いて挑まれている方です.

saitousensei-300x169

東京電気大学で教鞭をとられている斉藤裕樹先生は,無線通信可能なセンサによって実世界のデバイスがネットワークで結ばれる環境において,そのプロトコル・アルゴリズム・アプリケーションの研究開発を行っておられます.

komatsu-198x300

信州大学准教授の小松孝徳先生は,ヒューマン-ロボット インタラクション等の問題に認知科学的手法でアプローチする方です.昨年,明治大学でご講演いただきましたが,大人気でしたよね!やさしさに満ちあふれている先生だと思っています.

fukuchi1-300x266

僕が兄貴分として尊敬している福地健太郎先生には,既に明治大学の特任准教授として活躍いただいています.インタラクティブメディアのための基礎技術研究を進める一方で,「使い物になるプログラミング能力」を身につけさせるための新しい教育を大学院で実践されています.

nakamura_satoshi-300x271

京大の中村聡史先生は,僕とほぼ同時にこの世に生まれ,ニコニコ学会の研究100連発でも対決することになるなど,何かとご縁を感じていましたw 種々の検索システムやライフログ研究など多岐にわたっていますが,特に「ネタバレ防止ブラウザ」の研究は超斬新です.

hashimoto_sunao-300x240

JST ERATOプロジェクトに所属し,「工学ナビ」を主催する橋本直先生には,数年前から明治大学で「コンピュータビジョン」の熱い授業をしていただいています.みなさんがAR(拡張現実感)やそのプログラミングについて聞いたことがあるとすれば,それは橋本先生のおかげかもしれません.

watanabe_keita-300x239

同じくJST ERATOプロジェクトの渡邊恵太先生は,CastOvenやsmoonといった優れたシステムを提案する一方で,革新的なデザイン哲学を提唱する方です.先端メディアサイエンス学科に対する渡邊先生の熱い想いは,先日の「数理のチカラ」の記事で感じ取ることができます→ http://owl.li/dpXos


miyashita-300x285

先端メディアサイエンス学科の醍醐味は,自分たちが未来を作ってるんだ,という実感があることです.「未来がどうなるか」を想像するんじゃなくて,「どういう未来にするか」を考えているわけです.そうした感覚は,これまでの「お勉強」にはなかったものだと思います.

「先端メディアサイエンス学科」では,「未来をつくり上げる活動そのものが学問」です!受験勉強のように既存の学問体系を暗記したり,用意された答えを解くということに対して飽き飽きしている皆さんにはぜひ来てほしいです. 本来,大学は,未解決の問題を解いたり,教科書に新しい1ページを加えるところです.一緒に新しい未来を創って,社会にイノベーションを巻き起こしましょう!

nakano1

また,このページを見てくださっている研究者の皆様,これからぜひ一緒に研究・教育に取り組み,この分野を日本全体で盛り上げていきませんか?ぜひ我々にコンタクトいただければ幸いです.どうぞよろしくお願いします!


secret-menber


homei_miyashita at 18:16|Permalink