2004年09月15日
アートシティ「展」に紹介記事


の「トピックス」コーナーです。
以下記事内容です。
ライブパフォーマンスユニット「デジタル・オペラ・プロジェクト」での活動や、「人間型シンセサイザー」などのメディア・アート作品の制作を通じて、新しい音楽形態を模索する宮下芳明による実験的コンサート。
展示する手法で発表した「音の個展」から1年余り経ち、今回はコンサートの手法によって10曲の新作を紹介する。コンピューターで描く絵をリアルタイムで音楽に変換するといった、自身が設計したシステムを用いて、視覚と聴覚を組み合わせたパフォーマンスを行う。
「Thermoscore(温度楽譜)」は、鍵盤の温度を時系列的に変化させるシステム。即興で楽曲をアレンジして演奏するためには、ときには火傷するほど高温になった鍵盤を触らなければならない。作曲者の意図に反抗する演奏者の勇気を象徴化した作品といえる。ライブでは、演奏者と鍵盤の温度をサーモグラフィー・カメラで映像として映し出すので、観客はそのせめぎ合いを見ることができる。その他、オープニングでは「人間ではない何か」による演奏曲目や、独自に開発した奇抜な楽器なども披露。

homei_miyashita at 09:44│新聞・雑誌・TV 出演/掲載